最近では、地域の私立∼一部の公立学校なんかで、社会?の時間を利用して、地域に関する学習や特産品のアイデア考案、観光課題の解決ワークなどが取り組まれています。
ただ、規模的にはまだまだ少ない感じは否めませんが、、、。
で、学校教育に「観光」に関する学習を取り入れる意義って?
自分的には、
①地域に対する理解と愛着の醸成
②「観光」を通じた課題発見∼解決のプロセス学習と練習
に尽きるのではないかと思います。
人口減少や若者の流出には、少なからず地域への愛着や想入れというのは関係します。
「人口が減って、良い先生がいなくなって、廃れていく」ことは、全国どこも同じような教育しかしておらず、なら情報や交通のアクセスの良い街へ行く、、という裏返しでもあります。
その地域でしか出来ない教育というものは、たとえ義務教育という同じカリキュラム上の教育であっても、考える必要があります。
また近年、「課題追求型の学習」が注目され、公立学校なんかでも、グループワークを取り入れる事例が多くあります。
「観光」とは、「旅行」ではなく、地域のあらゆる場面に関係しています。
それは、農業∼産業∼教育∼政治まで様々です。
今後、地域を担う若者を育てる上でも、地域教育を行いながら、課題を追求できるような人材育成に力を入れる必要があるでしょう。
P.S. 学校教育に「観光」を取り入れるのは、単なる「遊び」じゃないか?という意見に対して、、
これは、根底に「観光=旅行(娯楽)」という考えが単にあるからだと思います。ここのイメージ喚起も必要です。
日本の昭和∼平成にかけての「旅行」が強くイメージされますが、「観光」はまた異なる概念と言えるでしょう。
▼参考記事:町おこしが失敗する理由とは?▼
https://futuorism.org/machiokoshi-regional-revitalization/