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皆んなが知らない土地は最高だぁ!

コロナ禍において、ステイホームしながらの遠隔旅行や時期をずらした旅行計画の策定など、新たな観光•旅行の仕方が重要になっています。

さて、そんなコロナ禍において、
「アンダーツーリズム」
という新たな観光の形が注目されています。

アンダーツーリズムとは?

コロナ禍において、人々が多く集まるような会食や観光地というのは敬遠されるようになってしまいました。

また、京都市バルセロナのような多くの観光客が集まる観光地においては、以前から「オーバーツーリズム」が問題となっていました。

このような中で、あまり知られていない観光地域や地元民しか知らない穴場スポットなどのローカルエリアへ足を運ぶ「アンダーツーリズム」に注目が集まっています。

▼参考:アンダーツーリズムとは?アンダーツーリズム事例▼

▼関連記事:持続可能な観光開発とは?▼

 

 

日本酒と地域振興

「日本酒は地域活性化/観光地域づくりに最適!」

だと思うのですが、、

地域の観光業や地方創生の中で、地域が主体となって観光客の誘致や観光資源の開発とプロモーションを行う着地型観光が主流となっています。

日本酒はポテンシャルが高い観光資源

地域主導の観光地域づくりにおいて、「日本酒」はかなりの観光資源となり、地域経済の潤滑剤となります。

例えば、

・訪日インバウンド客や観光客の消費単価が高い
・農業(米)、製造業(樽・設備)、飲食業etcの地域全体の影響力

ニューツーリズムとしての「酒蔵ツーリズム」

酒蔵の見学ツアーや試し飲み、地元食材をふんだんに使った料理と地酒の体験など、日本酒や酒蔵は観光資源として多くの魅力を持ちます。

また、外国人にも人気の高い「日本酒」

実際、「日本酒」に対して「ただ度数が高い酒」「米?」と誤解を持っていることもあります。訪日外国人の誘致や体験型のお酒を使った酒蔵ツーリズムは、地域の活性化にもつながることでしょう。

▼参考記事:酒蔵ツーリズムとは?▼

▼関連記事:ニューツーリズムとは?酒蔵ツーリズムの基本▼

▼関連記事:地方創生の課題とは?お酒を使った観光で地域活性▼

これからだ!持続可能な観光開発

近年は国や企業の取り組みとして「エコ」がテーマになっていますよね。

持続可能な開発目標(SDGs)をもとに企業がCSVを達成するなど、今後も持続可能な社会を目指す動きは重要なテーマであり続けるでしょう。

持続可能な観光開発

観光でも、SDGsのコンセプトに基づいた観光地域開発が重要です。

持続可能な観光開発は国が主導し、企業や自治体でも取り組みが積極的な取り組みが行われています。

持続可能な観光地

2020年10月には、世界持続可能観光協議会(GSTC)が設定する持続可能な観光指標の国際認証団体の1つ「グリーンデスティネーションズ」が発表する「世界の持続可能な観光地トップ100選」が注目されました。

日本からは、

京都市」「ニセコ町」「釜石市」「三浦半島」「白川村」「沖縄県

が選出されました。

地域一丸となった経済/社会/文化/環境に配慮した持続可能な観光地域開発、持続可能な観光マネジメントや観光業を担う人材の育成など、「観光立国」を目指す日本と地域自治体の動きに注目しましょう。

参考:持続可能な観光開発とは

関連記事:地方創生の本質的な課題とは

 

地域ブランドって結局、、

地域の交流人口を増やしたい、観光客の増加や地域活性化を目指し日夜地域の取り組みが行われています。

地域のブランドを高めたい!という動きもその一つですよね。

地域ブランドの構成要素

これだけとは言いませんが、ざっくり地域ブランドの構成要素は

「地域商品/サービスのブランド」+「地域イメージ」

だと言えます。

地域資源を活用した特産品の開発や自治体総出のイベント開催など、自治体や地域住民は地域ブランドの向上に努めています。

事業として資金を捻出できる地域が勝つ

でもやはり、地域の財源や補助金を頼りに特産品の開発やブランドイメージの向上(広告費など)に多額の資金を投入しても上手く行きません。実際、そういう例は山ほどあります。

結局は、財務計画や中長期の戦略/戦術計画、事業規模と財源に見合った経営をしなくては、自治体も企業も生き残れません。

自らの地域や自社の観光商品の特徴、市場で勝てる要素を磨くことや地道な事業計画で資金を自立的に捻出できる地域や企業が、結局のところ、観光地として成功するのでしょう。

参考:地域ブランドとは?地域ブランドの構成要素

 

スポーツと観光は相性が良い!

「スポーツを活用した観光とは?」

「スポーツツーリズムとは?」

スポーツツーリズムって何??

簡単に言うと、

スポーツを「観戦する」「プレイする」「支える」

という3つの観光要素を、スポーツを通じ、地域と観光客双方にとって価値あるものとして提供するニューツーリズムのことです。

つまり、スポーツを「観る」「する」だけでなく、スポーツ大会開催地やスポーツ施設周辺のスポーツを「支える」地域住民とのスポーツ交流の支援及びスポーツを通じた経済活性化を推進することです。

▼関連記事:ニューツーリズムとは?その事例について紹介▼

驚きのスポーツツーリズムの市場規模

2016年:1兆4100憶米ドル(153兆6900億円)

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2021年:5兆7200億米ドル(623兆4800憶円)

に市場規模が拡大するという驚きの予測もあります。年間成長率が41%以上と、スポーツツーリズムの推進は急務かもしれませんね。

参考:Techonavio「Global Sports Tourism Market:Key Drivers and Figures」

参考:スポーツツーリズムとは?その市場規模の予測

▼関連記事:サイクリングと観光|サイクルツーリズムとは?▼

 

アニメツーリズムはオタクと共に!

とにかく言いたい

「アニメツーリズムはオタクとともに!」

アニメの制作地を訪れる聖地巡礼は、アニメオタクや外国人の間でも人気のものとなっていますが、

アニメを観光地域づくり及び観光資源として活用するといった動きは、わりかた最近の観光地域づくり/まちづくりのトレンドかもしれませんね。

ただ、アニメツーリズムで成功した地域もある一方で、アニメツーリズムに失敗し、ファンや地域住民双方から批判を浴びる地域自治体もあります。

「地域住民の同意を得られないこと」

「アニメツーリズムが一過性且つ行政の場当たり的な施策になったこと」

「アニメに依存し、地域資源の開発を怠ったこと」

色々問題はあると思います。

ただ、アニメツーリズムを成功させるためには、オタクの力を借りてください!マーケティングもそうですが、消費者のニーズをしっかり聞いてアニメを活用した地域づくりを行ったほうが良いです。

単なるアニメ関連のポスターや商品だけでは、絶対に持続しません。加えて、それを行政の資金で賄い資金計画を中途半端に事業として行うと、かえって地域住民の負担になります。ゆるキャラもそうですよね(笑)

地域資源の開発や地域住民同意の観光地域づくりが根本にあり、オタクや外国人が「体験してみたい」イベントや地域独自の商品を開発すること、つまり消費者の立場に立ったマーケティングが結局重要ですよね。

▼関連記事:ロケツーリズムとは?事例と共に紹介▼

futuorism.org

意外?日本の「美容観光」の可能性

「美容観光ってなに?」

「韓国やタイが美容大国と聞くけど、、」

実は、日本も「美容観光」を誘致し、さらに多様性に溢れた観光立国になれる可能性を秘めています。

・「美容観光」の市場性と日本の「美容観光」の可能性について

注目集まる「美容観光」

「Global Wellness Economy Monitor October 2018」のデータによると、

美容・アンチエイジングの市場規模は、およそ573憶ドル増加(2013~2017)
健康・美に関するウェルネスツーリズム市場は、7.5%増の拡大が予測(~2022)

などの「美」に関する市場規模は拡大する可能性があるという調査結果があります。

日本に秘めたる「美容観光」

ホットペーパービューティーアカデミーが行った「美容観光」に関する調査では、

化粧品ショップで買い物をしたい:36.2%
美容サロンへ行きたい:26.5%

世界遺産や歴史建造物を訪れた割合よりも多い結果となりました。

一方で、「美容観光」ニーズに応えるだけの観光整備が行われてないなどの課題が残っています。 ☟☟☟

▼関連記事:「美容観光」の推進と新たなコンテンツ創造▼

 

「美容観光」や着地型観光、宿泊業において、日本流の「おもてなし」をどう行っていくかが大切です。従来の「おもてなし」を改める時期かもしれません。

▼関連記事:「おもてなし」という間違い▼